祝    辞
                            
                              千葉県教育委員会
                              教育長 中村 好成
 
 県下の公立高等学校・盲聾養護学校の事務職員で組織されている千葉県公立高等学校事務長会創立
30周年、事務職員会創立50周年合同記念式典がこのように盛大に開催されますことは、私ども県
教育委員会関係者にとりましても大きな喜びとするところであります。
 顧みますと、事務長会は昭和44年研修を積み会員の資質の向上を図り、校長を補佐し円滑な学校
運営役立たせることを目的に、事務職員会は昭和22年、会員相互の親睦と研修を目的にそれぞれ産
声をあげました。
 以来、事務長会にあっては30年、事務職員会にあっては50余年、年の長きにわたり教育環境の
整備をはじめ教育財産の管理、会計事務等に当たりその時代の多種多様な課題についても適切に対応
されてきました。この場をお借りして改めて歴代の会長を初め会員の皆様方の御努力に対しまして心
から感謝申し上げますとともに深く敬意を表するものであります。
 さて、政治、経済のみならず社会全体において改革が進んでおり、教育界においても例外ではあり
ません。
 このような中、先般、新しい時代を担う「人づくり」を目指した教育長期ビジョン「千葉の教育 
”夢・未来2025”」を策定いたしました。
 このビジョンは、9つの基本テーマを設定し、総合的・長期的な視点に立ち、本県教育の望ましい
姿を展望し、県民が「学ぶ喜びに満たされる」社会を実現するための教育行政全体の指針となるもの
です。
 具体的施策の展開につきましては、総合5か年計画に位置づけることとし、年々多様化する県民の
要望に応え得るよう鋭意取り組んでいきたいと考えておりますので、今後とも一層の御尽力をお願い
申し上げます。
 終わりに、本県教育の更なる発展のため、皆様方の一層の御活躍を期待しますとともに千葉県公立
高等学校事務長会並びに千葉県公立高等学校事務職員会、両会の益々の発展を祈念申し上げまして祝
辞といたします。