千葉県公立高等学校事務職員会
            会 長  佐藤 武

                                                                   
  

 会員の皆様には日頃より、本会の活動に対し多大なる御理解、御協力を賜り厚く感謝申し上げます。

 千葉県事務職員会会長に就任いたしました、千葉県立我孫子特別支援学校事務長の佐藤武と申します。

 令和5年5月17日(水)千葉県教育会館大ホールに於いて、4年ぶりに千葉県公立高等学校事務職員会総会
開催されました。本会には、142名の事務職員の方々に御参加いただき、皆様の御協力のもとすべての議案
が承認されました。

 前長谷川会長並びに旧役員の方、コロナ渦の中、2年間大変ご苦労されていたと思います。お疲れ様でした。
私は昨年度までは副会長として活動に携わってきましたが、会(高等学校128校、特別支援学校37校、会員
数702名)の大役を仰せつかり、身の引き締まる思いです。微力ではありますが会の目的である、会員の親睦
と相互の連携、社会的地位の確立及び学校事務の充実を図る、各種研修会の開催、各種機関との情報交換、事務
事業の効率的・効果的な実施に向けて会務に当たりたいと考えております。

 事務職員会は学校事務職員に対し活動できる機会を提供できる、提供している唯一の場であると考えます。

 今年度もすでに、事業計画に基づき各委員会も事業実施に向けて始まっております。役員だけでなく会員の皆
様とともに、千葉県が明治6年に誕生してから150年目の節目の年であり、また事務職員会においても昭和
22年9月「千葉県立中等学校事務職員会」として結成され75年が経ち、歴史と伝統を継承しつつ、常に変化
する教育動向を注視しながら、時代に合った活動を継続し会のさらなる発展を目指してまいります。

 今、事務職員に求められるものとしては、平成29年4月1日に施行された学校教育法の改正により、事務職
員の職務規定は「従事する」から「つかさどる」(学校教育法第37条)へと変更されました。改正に際し、文
部科学省が発出した通知(28文科初第1854号)は、「学校におけるマネジメント機能を十分に発揮できる
ようにするため、学校組織における唯一の総務・財務等に通じる専門職である事務職員の職務を見直すことによ
り、管理職やほか教員との適切な業務の連携・分担の下、その専門性を生かして学校の事務を一定の責任をもっ
て自己の担任事項として処理することとし、より主体的・積極的に校務運営に参画することを目指すものである」
と説明しています。

 一人ひとりの学校事務職員が、学校事務という職そのものにやりがいと生きがいを見つけ、仕事として誇りを
持って「事務をつかさどる」学校事務職員として職の確立をめざすと共に学校教育と学校運営の一翼を担ってい
かなくてはなりません。

 最後になりますが、会員皆様の御健勝と御活躍を御祈念申し上げます。