●研究活動
支部活動「かとりと歩んで・・・」
香取支部
佐原女子高校 佐 藤 敏 子
公立高校事務職員会創立50周年、おめでとうございます。
私が事務職員として採用になった昭和53年は、初の女性事務長が誕生した年でした。会員の60
%が女性という中で、たった一人であったのです。現在では、他部局との交流もあり、女性事務長の
活躍は著しく、県下179校の高校、養護学校の約30%となっています。その当時に予想されたこ
とでしょうか。同性として、とても嬉しく思いますが、最初の事務長さんの御苦労は、大変なものだ
ったと思います。
又、この頃は、新設高校の建設ラッシュで1年間に5~6校が開校したように思います。新採用者
が30人以上はいて、変化に富んだ活気あふれた時代でした。
香取地区内の様子と言いますと、学校数が少ないためでしょうか、和気藹々とした、家族的なムー
ドに包まれた地区でした。今でもそのムードは残っています。これからも、残して行きたい部分です
毎年、夏に行われていた球技大会も思い出に残るものです。最初の頃は、香取・海匝地区でチーム
を組んでいましたが、その後、印旛地区が加わり三地区で1チームとなりました。大会に向けての3
支部合同練習、蒸し暑い体育館でのバレーボール。ただ、若いというだけで、すぐ選手にさせられ、
夢中で追ったボール、次の日の手の青あざと筋肉痛は無残なものでした。でも、結果は毎年3位内に
入賞していましたし、ソフトボールも、事務長さん方の気力あふれるプレーとチームワークでいつも
入賞、男女ペアで優勝という年もありました。
今の地区の親睦というと、広報「かとり」の発行があります。前々支部長さんから始まった者で、
平成9年7月発行が創刊です。内容は自由で、事務室で行った旅行記や子供の近況報告、転出者の異
動先での様子等々。会員の隠された特技や多才な趣味、意外な人柄にと新しい発見もあります。年1
回・2回の発行ですが、出来上がって読むのは楽しいものです。地区内の親睦という点では、これか
ら先も続けてほしいものです。
今、21世紀を目前にして、時代はどんどん変わっています。機械化が進み、歳入歳出の伝票処理に
端末機が入るようになり、旅費計算もシステム化され、新たに2000年1月から給与システムも各
所属から打ち込むこととなりました。これから後も、色々な分野でコンピュータの波は押し寄せてく
ることでしょう。
しかし、私たちの仕事は、生徒・父兄・教員と、人間相手の仕事です。50年前に事務職員会が発
足した当時も、現在もそれは同じではないでしょうか。よく「事務室は学校の顔」と言われます。電
話や来客の応対一つ一つにも気をつけなければなりません。又、事務室内を上手に運営していくのも
人と人の対話、人間関係が重要とされる点だと思う。それは、これから後、50年後に100周年を
迎える頃も同じではないでしょうか。
西暦2000年、新たな気持ちで仕事に望んでいきたい。