●研究活動
支部活動


               事務職員会創立50周年に寄せて


                           市川支部
                             国府台高校  
千 葉 良 夫


 千葉県公立高等学校事務職員会創立50周年を心からお祝い申し上げます。
 私が高等学校事務職員になって17年ですから、3分の2以上は記念誌や伝説を辿らないと分から
ないことばかりですので、昭和59年3月に発刊された事務職員会35年誌「研修と親睦」をひも解
いてみました。
 本誌は、前史(胎動編)、誕生編、成長編、充実編、発展編、躍動編、確立編、飛翔編に編集されて
おり、その時代の事務職員会の活動内容ほか、国や県の教育施策、当時の杜会情勢等が詳細に掲載さ
れていて、先輩諸氏の活躍ぶりを知ることができます。
 そのうち、私が在職したのは飛翔編からですので、ほとんど番外になります。
 それでも当時は、生徒急増期でしたから、昭和58年には新設高校が千葉大宮高校ほか、8校が開
校し、昭和52年当時と比較すると、学校数も110校から162校になり、会員数も533名から
806名と増員され、事務職員会も活気を呈していたように思います。
メンバー的にもまだ若さがあったせいか、当時の事務長さん方に世話を焼かせながらも、楽しく仕事
ができた頃のように思います。まさに飛翔の時期と言えるかもしれません。
 あれから更に15年が経つ中で、様々な変化がありました。
手書きの文書から、ワープロやパソコンでの作成が認知されるようになり、新財務システムの導入に
より、手書きの会計伝票「及び伝票など」が「お乎び」でなくなったり、最近では、ダイオキシンが
健康を害するということで杜会問題化し、学校の焼却炉が撤去されたり、新人事給与システムの導入
により給与事務が効率化されるなど、小さなことから大きなことまで沢山のことが変化しています。
 反面、仕事の内容が専門化、高度化し続けているため、研修や研究の必要性が高まる一方であるこ
とから、事務職員会の果たす役割はますます重要なものになると考えます。
急速な時代の変化についていけな今日この頃ではありますが、私も片隅に置いていただけるよう努力
はし続けたいと思います。
 さて支部の活動も、事瀦員会活動とともに、地域の特性を生かしながら会員相互の協力体制のもと
で、研修活動や親睦活動等を行っておりますが、当支部では2年ほど前から会則が定められており、
会員が活動しやすい環境ができておりましたので、計画に沿った活動が支障なく行うことができまし
た。全員参加とはいきませんが、例年30名程度の参加者を得て、5月下旬頃には総会を開催し、年
間の事業計画や予算等を決定しております。
また、7月にはレクリェーション大会を開催し、会員相互の親睦を深めております。
研究活動も、会員の問題意識や研究意欲が高く、日常の業務に関わる問題点ばかりではなく、時節に
合ったテーマを取り上げるなどして積極的に取り組んでおります。
こうした活動等ができるのも、先輩諸氏の長い積み上げとご指導をいただいてきたからであり、多く
の会員仲間の助け合いや関係各位のご理解とご協力があってこそと、紙面をお借りして深く感謝軋上
げたいと思います。
 最後に、支部活動を含めた事瀦員活動が今後もますます活発になり、実りのあるものになりますよ
う心からお祈りします。