●研究活動
支部活動


         君津支部の活動状況について


                             袖ヶ浦高校  
飯 塚 幸 夫


 6年前に、広域人事異動により初めて公立高等学校の事務職員として、県立君津農林高等学校(現
在の県立君津青葉高等学校)に勤務することになり、右往左往している中、事務長さんから、事務提
要委員を勧められた。高等学校の事務職員会の組織も、職務内容についても理解し切れていない自分
に果たしてそんな大役ができるか、どうか不安がありましたが、結果として提要委員をお引き受けす
ることとなりました。
 君津支部として、第30回千葉県公立高等学校事務職員研究大会に向け、研究テーマの設定、研究
内容等、高等学校8校養護学校2校、計10校の各学校から1名ずつの研究委員が集まり、討議して
いく中、研究発表者を誰にしようかという段階に入り、揉めに揉めた結果、私が提案者に決定し、「
私の事務処理は完壁!?」(3.4.5月の事務処理チェックリスト)と題して提案することとなり
ました。現在研究発表のための事務職員会は年に3回程、近隣の学校に集まって行っていますが、当
時は、まず、研究テーマを何にしようかということになり、かなりの時間を費やしてしまい、いろい
ろと試行錯誤しているうちに、年度当初の予定よりも、多くの研究会を設ける結果となっていた。そ
れというのも千葉県公立高等学校事務職員研究大会が発足して30年目を迎えるにあたり、先輩の事
務職員の方々が、あらゆる分野において、もうすでに素晴らしい研究発表をされてきておられるわけ
で、できるならその研究内容と重複しないものにしたいという考えから、研究テーマをいろいろと模
索したためである。最終的には、研究発表のための研究ではなく、日常事務処理をしていく上で実際
に活用できるものにしたらということになり、テーマが決まり次に研究内容へと進めていきました。
今、振り返ってみますとそれは、研修活動という面だけではなく、公立高等学校事務職員としての経
験のない私にとって、他の学校の事務職員の方々との親睦を深めるよい場となつたように思います。
ただ、もちろん、忙しい仕事の合間に行うわけですし、研究活動を進める段階において、会場校の方
々他たくさんの方々のご協力がなければ、できないことで、特に発表の機会を与えてくださり、適切
なアドバイスをしてくださった事務長さん、また、多忙の中、研究内容に指導助言をいただいた財務
課学校事務指導班(当時)の吉本様には深く頭の下がる次第です。
 このたび、千葉県公立高等学校事務職員会が創立50周年を迎えるにあたり、事務職員間の親壁が
ますます深まり、研究内容がより充実していかれることを、一事務職員として
心よりご祈念申し上げます。



         
第32回研究発表大会を振り返って


                          木更津高校  石 井 裕 則


 第32回研究発表大会の発表を私がしたため、原稿依頼がありましたので、その思い出を書いてみ
たいと思います。
 私たちの研究グループは、地区内各校より1名ずつ10名のメンバーで構成され、「省エネ」をテ
ーマとして、学校ができる身近なものを考えてみました。電気・水道・ガスの節約を通し、自然環境
の保護を考えるという内容で研究をしました。今回は、資料を作るうえでのアンケートは行わないと
いうことがあり、データ収集が思うように進まず、結果的に内容が2転3転としてしまいました。内
容的には、稚拙な感が否めませんが、各メンバーが真剣に取り組み10人全員の協力があり、まさに
グループ研究をおこなうことができたと思います。終始メンバーのみなさんに助けられ、支部長さん
にもご迷惑をおかけしながらの研究発表でしたが、無事に終えることができ本当に感謝しております
 学校を取り巻く環境も時代の流れとともに変わりつつありますが、伝統ある本会の一員として今後
も研修活動を通し、資質の向上に努力したいと思います。



         
研究発表で得たもの


                          君津高校  大 貫 和 憲


 努力・挑戦、研究発表にはこの言葉が似合います。
 今回の研究テーマは、「工事図面の見方」でした。実際工事図面を読むことができる人は何人いた
でしょうか。そんな中、このテーマに向かって何度となく集まりを重ね、新たな挑戦をしました。し
かし挑戦をするだけでは、原稿はまとまりません。見たことのない記号、聞いたことのない言葉を、
自分たちで集めた資料をもとに、自分たちなりの言葉に変えて、原稿を完成させました。
 何度もつまづきながらも、努力・挑戦を繰り返し、何とか発表できるまでになりました。
研究委員が一致団結した成果がこの発表であったと考えます。
 最後に、1日でも早く、私の目標である「じむ職人」になれるよう、努力・挑戦し続けていきたい
と考えます。



         
第28回事務職員研究大会の資料作成を振り返って


                         
木更津高校  中 後 栄 一


 君津支部に転勤して、2年目に研究委員の一員として資料の作成に携わりました。研究委員の打ち
合わせ回数は10数回程度だったように記憶しておりますが、この間に新たな知識を得ることができ
ました。
又、メンバーのおぼっちゃま同士でその都度第2部の研修?も行い、「研修と親睦」を実践していま
した。
このおかげで、2部の研修のメンバーの皆さんとは、ホリデーのお付き合いもしていただけるように
なり、日頃のちょっとした疑問を気軽に相談できる相手を増やす結果となりました。
 ところで、第30回、第32回の研究大会の資料作成に関わった方々の集合回数は、月日が経って
いるため記憶にないのですが、第34回研究大会については、僅か2・3回程度で素晴らしいものが
でき、次回関東大会での分科会発表主題に選出される予定だと聞いております。特別に優秀なスタッ
フが揃ったからだと思います。
 昨今の財政事情により旅費予算が厳しい中、このような活動は実績として考慮されますが、過去に
とらわれることなく、必要な時間が今後も確保されることを希望します。
 又、例年、大会での発表者は男性が多数を占めますが、男女共同参画社会の実現が求められている
今日、会員の比率に見合うようになっていくことを願っています。