●研究活動

支部活動

               研修委員会の活動を振り返って


                          千葉南部支部
                            千葉大宮高校  
鈴 木 哲 夫


 平成11年5月、千葉南部支部14校の各代表が集まり、厚生委員会と研修委員会のメンバーそれ
ぞれ7名が決まりました。
 研修委員会では平成12年度の事務職員研究発表大会に向けての発表準備をすることとなり月1回
の研修委員会を行い、その内容を練り上げてきました。ここではその経過について報告します。
 まず、はじめの一歩である研究発表のテーマの絞り込みで一苦労しました。みなさんも思い当たる
節が多いと思いますが、研究大会ではすでに出尽くしてしまった感のあるテーマの決定です。各分野
における事務手続きのノウハウや、事務処理マニュアルといった役立ちもの、学校が所在する地域の
特色を紹介したもの、学校を取り巻く環境問題を研究したもの、産業廃棄物に関連したもの、コンピ
ユータの活用に主眼をおいたもの等々、こんなに発表頻度が多くては、ネタもつきてしまうのではな
いかと少々あきらめ気味で、いいテーマが見つかるかなーと研修委員会メンバーで「仕事に直接関係
のあるもの」と「仕事に直接関係のないもの」として意見を集めました。次にそれを列記します。
 「仕事に直接関係のあるもの」
  ・公文書公開の手引き
  ・セクシヤルハラスメントについて
  ・旅費の事務手続き
  ・仕様書の作成について(工事、委託、印刷、消耗品等)
  ・旅費の事務手続き
  ・仕様書の作成について(工事、委託、印刷、消耗品等)
  ・新人事給与システムの入門、手引き
  ・パソコンの効率的活用について
  ・授業料滞納による処分について
 「仕事に直接関係のないもの」
  ・自己啓発について
  ・職場環境・健康管理
  ・エコ・オフィスプラン
  ・悪徳商法対策
  ・介護体験
  ・学校におけるガーデニング
  ・学校における太陽電池の活用
  ・ペットボトルの生産規制
 等々、事務仕事の基礎から、全く関係のないものや、すでに発表されたばかりのもの、取り上げた
くても取り上げられないものなどいろいろ挙がりましたが、意見の多かった「セクシャルハラスメン
トに決まりました。
 さて、それでは、どのような研究発表にかたち作るかがまたまた問題となり、いろいろ意見が出ま
したが、それは研修委員会の回数を重ねるごとにその姿を変え、1年間を終えた現段階では、学校事
務職員の率直な意見を聞き、白黒はっきりセクハラと言い切れないいわゆるグレーゾーンに的を絞り
事務職員の意識を探り、そこからよりよい職場のあり方を提言したり、平成11年4月に県教委から
通知されたセクシャルハラスメントの防止に関する要綱による学校現場での変化について探ってみる
という、この2点を中心に、研究発表を進めています。
 すでに一定の地区を対象にアンケートを実施し意見聴取して、それとなく形ができあがりつつあり
ます。年度が変わり研修委員にも多少のメンバーチェンジがあると思われますが、何とかみなさんが
職場において、住み易い、仕事のやりやすい環境作りに役立てばと願いこれからも研修委員会を重ね
役立つ発表になればと頑張っています。